シーギリヤロックは、スリランカ中部、文化三角地帯に浮かぶ巨岩です。
スリランカの代表的な観光地のひとつで、世界遺産に指定されておりかつ周辺にも見どころが多いことから、初めてのスリランカ旅行の方では必見のスポットです。
頂上までは200メートルの高低差、2,000段の階段とちょっと大変ですが、登る価値アリです。
シーギリヤロックの周囲はジャングル。
何もない場所に突如現れる岩の姿は圧巻です。
シーギリヤロックの天然岩の凄いところは、単なる岩というわけではなく、岩そのものが、かつて城(要塞)だったということです。
シーギリヤロックは、長い間単なる岩だと考えられていましたが、19世紀後半、イギリス植民地時代に、その宮殿が発見され、5世紀後半には城であったことが解明されました。
そして今では1年を通して世界中から多くの観光客が訪れるようになりました。
シーギリヤロックの見どころ
シーギリヤレディー(フラスコ画)
シーギリヤといえば、シーギリヤレディというほど有名なフラスコ画。
かつては岩山の壁には500人もの女性が描かれていたということですが、現在は18人のみが残されています。
順路通りに進んでいくと、登り始めてから20分ぐらいで5重のらせん階段が見えてくるので、階段を登って行くと見ることができます。
ミラーウォール
シーギリヤレディのすぐ下にある壁は、ミラーウォールと呼ばれています。
その名の通り、鏡のような光沢を持つ岩壁です。
漆喰や石灰を混ぜあわせた上塗りを丹念に磨き上げたもので、かつては反対側にフレスコ画が描かれており、映り込みが美しかったとのことです。
ライオンの足
さらに進むと踊り場のような場所に出ます。
いわゆる「ライオンの足」です。
巨大なライオンの足は圧巻です。
頂上
頂上までは2,000段の階段を登ると辿り着くことができます。
かつて城があったとは思えないような眺めですが、確かに王宮のあとは確実にあります。
頂上にあるダンスステージでは、かつて、500人の美女が踊ったそうです。
シーギリヤロック観光のポイント
靴について
頂上までは2,000段の階段を登ることになります。
段が急だったり、踏み込みが狭かったりと、決して登りやすいものではありません。
スリランカの人、インドからの観光客はなぜか裸足で登っていますが、さすがに裸足はおすすめしません。
ただ、登山靴が必要なレベルではありません。
入場料について
入場料は毎年うなぎのぼりです。
世界遺産を保護するということと、外国人観光客からは積極的にお金を徴収しようという政府の方針です。
入場料は、2015年1月現在、4,000ルピーです、
滞在時間について
わりと早めに見ても1時間半はかかります。
ゆっくり見ると2時間以上かかるので、時間には余裕を持ちましょう。
トイレについて
トイレはチケットブース横にひとつあるのみです。
登岩前にトイレは済ませておきましょう。
photo by Tin_Lone and paveldobrovsky