The Museum of World Buddhismは、スリランカの中部、世界遺産都市キャンディー(Kandy)にある仏歯寺に併設した博物館です。
仏歯寺は、キャンディの中でももっとも有名な観光地なので、The Museum of World Buddhismは、仏歯寺見学に立ち寄るにはちょうどよい観光地です。
その割には、スリランカ系のガイドブック等ではあまり触れられておらず、穴場の観光地とも言えます。
The Museum of World Buddhismという名の通り、館内は博物館になっており、世界の仏教に関するあらゆる展示があります。
博物館内に入ってまず眼に飛び込んでくるのは、スリランカにもたらされた上座仏教関する展示。
キャンディー(Kandy)の喧騒とは一転、まるで日本の博物館のようです。
バングラディッシュ、ブータン、カンボジア、中国、インド、インドネシア、韓国、ラオス、マレーシア、ミャンマー、ネパール、ベトナム、タイなど、世界各国の仏教の歴史や現状についての説明がわかりやすく展示されています。(ただし英語)
アフガニスタンやパキスタンなど、今では仏教国ではない国の仏教に関する展示も興味深いです。
もちろん日本の仏教に関する展示もあります。
ゆっくり見ても30分、じっくり見れば軽く半日は掛かりそうな、見応えのある博物館です。
International Buddhist Museum観光にあたっての注意
館内は土足禁止
仏歯寺と同じく、館内は土足禁止です。
仏歯寺では靴預かり所があり、チップを払って靴を預けるのですが、Museum of World Buddhismでは入り口に無造作に靴を脱ぎ置いておくことになります。
スリランカは安全で、靴を放置しておいても誰も取っていかない、のんびりとしたお国柄なのでしょうか。
写真撮影は禁止
写真撮影が許されているのは、料金所前にあるブッダの像のみです。
博物館内は一切撮影禁止になっているので、じゅうぶん注意しましょう。